回答品質クリーニング
SurveyMars回答品質クリーニング機能は、元データを損なうことなく、回答時間が短すぎる回答、重複送信、意味のないテキストなど低品質な回答を自動的に検出し、検出理由を明示します。内容をご確認いただいた後、除外推奨の回答を分析用データから除外できます。処理履歴は追跡可能で、一定期間内であればデータを復元することもできます。報告書作成、論文・コンテスト、自由記述項目が多いアンケート、回答件数の多いアンケートに適しています。
機能概要
回答品質クリーニングは統計分析フェーズにおけるデータ品質管理ツールです。単純に「異常回答を削除する」機能ではなく、「検出・理由提示・確認・適用・復元」を一括して行う作業台です。システムは選択した厳格度とルールに基づき各回答に品質スコアを算出し、検出理由と根拠を表示します。1件ずつ、または一括で確認した後、「クリーニングを適用」をクリックすると、分析データへの反映が行われます。元の回答データは常に保持され、誤操作は期限内で取り消し可能です。
アクセス方法
1. 対象のアンケートを開き、「統計分析」へ進みます。
2. 「回答の閲覧・ダウンロード」タブへ切り替えます。
3. 回答一覧上部のツールバーにある「クリーニング」をクリックし、回答品質クリーニング画面を開きます。

補足:過去に検出を実施済みのアンケートは確認画面へ直接遷移します。初回利用または再検出を行う場合は、「回答品質クリーニングを開始」設定画面が表示されます。回答件数が多い場合、検出はバックグラウンドで実行され、画面上に進捗が表示されます。
操作手順
一、厳格度を選択し検出を開始する
1. クリーニングポップアップを開くと、今回検出対象となる回答件数(例:「合計100件の回答を検出します」)が表示されます。
2. 3つのモードカードから厳格度を選択してください(初回は初期値の「標準」を推奨):
- 緩い:明らかな異常(トラップ問題の誤答、極端な短時間回答、重複回答)のみクリーニングします。回答は約95%保持されます。
- 標準(推奨):総合品質スコア70点未満、かつクリーニング推奨ルールに該当する回答をマークします。回答は約85%保持されます。
- 厳格:疑わしい回答を積極的にクリーニングし、高品質サンプルを抽出します。論文・コンテスト提出用に適しており、回答は約70%保持されます。

3.(任意)「詳細設定を展開」をクリックし、必要に応じて検出ルール、閾値、ホワイトリストを調整できます(詳細は下記「設定オプション詳細」を参照)。

4. 下部の「選択したルールに該当する回答がクリーニング確認対象となります」の案内を確認後、緑色のボタン「検出を開始」をクリックします。サンプル数が少ない場合は即時処理、大規模サンプルはバックグラウンドキューで処理され、完了後自動的にクリーニング確認結果画面へ遷移します。
二、クリーニング確認画面で回答を閲覧・処理する
1. 結果画面上部には疑いあり件数、除外推奨件数、平均品質スコアおよび「品質スコア閾値」が表示されます。ルールを変更したい場合は「フィルター設定」から再設定・再検出を実施できます。
2. ステータスタブにより一覧表示を切り替えられます:
- 疑いあり:ルールに該当しているが未処理の回答
- クリーニング待ち:除外推奨、「クリーニングを適用」待ちの回答
- クリーニング済み:クリーニング適用済み、分析データから除外された回答
- 無視済み:保持を確認し、クリーニング対象から除外した回答

3. 一覧から回答番号、ステータス、検出理由、適用ルール、品質スコアおよび根拠概要を確認できます。「閲覧」をクリックすると詳細パネルが開き、回答全文、ルール該当一覧、問題内のマークと根拠(例:「第4問に該当、無効テキスト「123」」)を確認可能です。

4. 各回答に対し、右側の操作メニューより下記処理を実行できます:
- クリーニング:当該回答を「クリーニング待ち」へ移動します(即時に分析サンプルから削除されるわけではありません)。
- 無視:ルール該当を無視し回答を保持します。同一の検出理由に対して一括で無視設定を行うことも可能です。

5. 複数の回答にチェックを入れると、一括クリーニング、一括無視、一括復元が実行できます。右側の「検出理由」パネルでは理由別の件数分布が表示され、問題種別ごとにまとめて確認することができます。

三、クリーニング適用とデータ復元
1. 除外したい回答を「クリーニング待ち」に追加した後、画面右上の「クリーニングを適用」をクリックし、影響件数を確定すると、正式に分析用データから除外されます。

2. 適用後、対象回答は「クリーニング済み」ステータスとなり、「回答の閲覧・ダウンロード」の「ゴミ箱」からクリーニング単位で閲覧できます。
3. 誤って除外した場合は「クリーニング済み」画面から取り消し・復元可能です。復元可能な期限が設けられているため速やかに処理してください。
設定オプション詳細
厳格度と品質スコア閾値
- 3つのモードカードには推奨閾値と回答保持率が表示されます。結果画面から「品質スコア閾値」を個別に調整し、除外推奨の判定ラインを変更することも可能です。
基本ルール
- 最低回答時間(秒):詳細設定から指定可能(初期値は15秒)。設定した時間を大幅に下回る回答は「短時間回答」として検出されます。
トラップ問題チェック / カスタム論理矛盾
- 初期値はオフです。「トラップ問題チェックを有効にする」または「カスタム論理矛盾チェックを有効にする」をオンにする場合は、事前にアンケート上で問題と条件設定を完了させたうえで「検出を開始」してください。設定が未完了の場合、システムから設定完了を促すメッセージが表示されます。
詳細:検出器
下記の検出器をチェックして有効化できます(各ルールにより、検出理由・問題番号・該当テキストなどの根拠情報が出力されます):
- 短時間回答:問題数・問題形式・厳格度から算出した最低妥当時間よりも大幅に送信時間が短い回答
- 重複回答の疑い:同一アンケート内の他回答と、回答傾向・IPアドレス・回答時間・回答内容の類似度が極めて高い回答
- 不完全な回答:未回答項目や必須項目の無回答など、回答に欠落があるデータ
- 意味のないテキスト:自由記述欄に無効な文字列、文字化け、低品質テキストが入力されている回答
- AI文:AI生成テキストの特徴に該当する文章
- 回答間の文章類似:複数回答の自由記述テキストが高度に類似している場合
ホワイトリスト
- 問題単位ホワイトリスト:有効化すると、指定した問題をテキスト品質判定の対象外にできます。
- 本アンケートテキスト品質ホワイトリスト:有効化すると、現在のアンケートに対して固定文字列または正規表現によるホワイトリストを追加できます。本アンケートのテキスト品質ルールのみに適用されます。初期値は無効であり、明示的にチェックしない限りルールが緩和されることはありません。
よくあるご質問
Q:「検出を開始」「クリーニング」「クリーニングを適用」の違いは何ですか?
A:「検出を開始」は回答の分析と疑い回答のマークのみを行い、分析用データに変更を加えません。一覧上の「クリーニング」は回答を「クリーニング待ち」へ移動する操作、画面右上の「クリーニングを適用」を実行した時点で、正式に分析データから除外されます。
Q:クリーニング適用後に回答を復元できますか?
A:はい、可能です。誤って除外した回答は「クリーニング済み」タブまたは「ゴミ箱」からクリーニング単位ごとに取り消し・復元できます。
Q:正常な自由記述回答が「意味のないテキスト」と判定されるのはなぜですか?
A:詳細画面から該当問題番号とテキスト内容、検出根拠を確認してください。誤判定の場合は「無視」をクリックするか、詳細設定より問題単位ホワイトリストまたはテキスト品質ホワイトリストを設定してください。電話番号やメールアドレスなど、入力項目の種別を正しく設定することも誤判定の抑制につながります。
Q:トラップ問題または論理矛盾チェックをオンにしたが検出を開始できません?
A:事前にアンケート画面で問題と判定条件の設定を完了する必要があります。設定が未完了の場合は補完を促すメッセージが表示されます。これら2つのルールを利用しない場合はスイッチをオフにすると検出を実行できます。
Q:回答件数が多い場合、検出処理が遅い、または失敗する場合はどうすればよいですか?
A:大規模サンプルはバックグラウンドで非同期処理されるため、しばらくしてから画面を再読み込みし進捗をご確認ください。検出に失敗した場合は「フィルター設定」から有効なルールを減らすか厳格度を下げて再実行してください。それでも解決しない場合はアンケート番号を添えてカスタマーサポートまでご連絡ください。